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コラム 231 | 四国巡礼 |
コラム 232 | お地蔵様 |
コラム 233 | 冬至 |
コラム 234 | 松飾 |
コラム 235 | 菜種梅雨 |
コラム 236 | 新型肺炎 |
コラム 237 | 三ツ合橋 |
コラム 238 | 空閑散・都市閑散 |
コラム 239 | 春乱満(爛漫) |
コラム 240 |
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四国巡礼
先日早朝散歩中、八十八カ所巡礼の旅をしている男性にお会いしました。
地図を開けて行く先を思案中のご様子であったので尋ねた所、南の恩山寺(18番札所)に行かれる由、その次の立江寺(19番札所)、鶴林寺(20番札所)、太龍寺(21番札所)と廻られるご様子で、丁度行く道が同じであったので途中までご案内することにしました。
山口県にお住いの40十代後半の男性で、一番札所霊山寺から歩き始めて1週間が経つそうで、すべてのお寺を廻られた後和歌山の高野山に向かい、奥の院へ参拝されて大願成就を目指すそうです。四国八十八カ所巡りは1400㎞もある長旅ですから歩き遍路はかなりの体力と気力を持ち合わせていないと踏破することはできません。大変な修行道です。
日頃はピアノを教えておられるとのことで、人生を見つめ直そうと一念発起したそうです。
昨日はフランスのご夫婦と一緒に巡礼されたそうです。 最近では外国人の方も結構参られていて、遍路装束を身にまとい本格的で、日本文化を体感しようと頑張っておられる姿は微笑ましい感じがします。
新町川沿いに1.5㎞程同行して、国道55号線に出た所でお別れすることにしました。
「ここから約10㎞南に行くと右手の山懐に恩山寺が見えます。どうぞご無事で巡礼されます様にお祈りします。」とお別れの挨拶を交わしてお見送りしました。 -
四国は「お接待」と言う風習が有ります。遍路道を巡礼者が通る際、地元の方々がお茶や食物で接待してお話を交わして、旅の疲れを癒して頂く習わしのことです。
会話での「お接待」でしたが、これからの人生がHappyであることを願っています。
- ずいぶん前に高知に行った時、街道沿いに建つ古い「お茶堂」(辻堂)が往時のままに残っていて、弘法大師や石仏、諸仏を祀り、往来の旅人に茶菓で接待した茅葺堂です。
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お地蔵様
早朝散歩にいろんな所を廻りますが、昨日ちょっと変わったお地蔵様を発見しました。
珍しいお地蔵様を拝見したのでご案内します。 - その名も「小判はきよせ地蔵」です。
お地蔵様は仏教由来の地蔵菩薩ですからお釈迦様の次に偉い方です。
その菩薩様は庶民に寄り添い万事の苦しみを解き放し、お導き下さる慈悲深い心の持ち主と伝えられています。
このお地蔵様の袖に立つ石板によると、20年程前に新しく作り変えたらしく、寄付された方の御芳名が刻まれていました。
なんと、私の知人夫妻がそのほとんどを寄付されておられました。
故事来歴は分かりませんが、立派なお地蔵様です。
名前からして、「金」にご縁のあるお地蔵様なのでしょう。
いずれにしても人々の欲望は限りなく広く深いものですね。
良寛のように「清貧」に生きることは現代人にとってはむつかしいことですが、「清貧の思想」を書かれた中野孝次先生が「清貧」について言われたことは「本物」であること、即ち良寛のように何もかもそぎ落とす生き方は不可能でも、本物の生き方なら努力次第ではできると言われました。
お地蔵様に拝礼して自分を見つめ直し、本物の生き方をする努力を怠らない様にすることが、心豊かに生きる道かもしれません。
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皆様はどんな願いごとをされてますか。
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冬至
一年で一番夜が長い日、今年は12月22日でした。
昼間は9時間54分しかありません。これからが冬本番となります。
我が家では冬至の時節は、ゆず味噌汁、干し柿、ゆず湯、が定番です。
朝食は新米の「徳ばん」とゆず味噌汁です。自家製味噌にゆず皮とゆず果汁、ダシなどを加えてじっくり煮込んだ特製のゆず味噌に、具沢山の味噌汁ですから味香り共に自己満足しています。
食後のデザートは干し柿で、初冬に作って保存して毎日頂いています。
ビタミンA が豊富ですから健康保全には欠かせない一品です。
夜はゆず湯にゆっくりと体を休めて疲れを取ります。ゆずには、ビタミンCが豊富に含まれているので抗酸化作用が有ると言われていますから、老化防止に役立つのでは(LOL)と思っています。肌がすべすべしますし、さわやかな香りですからリラックス効果が有り、とてもよく温まります。
年末が押し迫ると、締めくくりの仕事が沢山ありますから、自然のものを上手に取り入れた食事を心がけて健康管理に役立てています。皆様はどんなライフスタイルをされていますか?
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松飾
明けましておめでとうございます。
昨年はご愛顧賜りまして御礼申し上げます。
本年もお引き立て賜ります様、お願い申し上げます。 -
さて、お正月と言えば松飾ですが、今年は子の年です。
当家では神棚に昔ながらの柳にもち飾り、三宝にウラジロ三十重ねの御鏡餅と橙、干し柿とイワシの干物、お神酒をささげて提灯に火をともします。
玄関の門柱にはウラジロに榊と橙を添えて、飾りしめ縄を渡して仕上げます。
松飾の定番と言えば松竹梅に南天がですが、竹を工夫されて子年の鼠を表現された松飾を見かけましたのでご紹介いたします。
孟宗竹に松の葉など大小組み合わせて可愛い鼠たちを表現しています。 -
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皆様のお宅ではどうされていますか。
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菜種梅雨
菜種梅雨?
ここの所毎日曇天と雨が続いています。
まるで菜種梅雨のような感じです。
1月中旬で菜の花も咲き、水仙も咲いて、彼岸桜も3分咲きです。最低気温が7~8度で日中は11度から18度もある日が有ります。
人類が共通認識に立って即行動する時ではないでしょうか。
体感では春が1月以上は早い異常気象となっています。
防寒コートを暮れに買ったのですが、一度も袖を通していません。
冬物商品が売れなくてお店は嘆いています。
因みに、徳島地方気象台の過去129年間の1月の平均気温は5.39℃でした。
今年の1月平均気温は8.9℃ですから驚異的数値です。
一番低い1月の年は1936年で2.5℃しかありませんでした。
この分だと夏の高温が心配です。
稲作は高温障害が出る確率が高くなりますから、不作を予想しなければなりません。
超大型台風の襲来が来ないかと今から頭痛の種です。
世界的な温暖化で森林火災や砂漠化の進展、洪水、竜巻、水不足による農作物被害、家畜への被害、海面上昇、そして健康被害など多方面に深刻な影響が表れています。
それにもかかわらずCOOP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)では各国の思惑から合意がなされず持ち越されています。
「世界終末時計」では残り時間は100秒と短縮されました。「Bulletin of the Atomic Scientists」
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新型肺炎
中国発(武漢)の新型肺炎(COVID-19)はついに世界全土に蔓延しようとしています。
初期対応の遅れから各国に飛び火して、しかも有効新薬の開発はこれからです。
日本ではクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から多数の方が発病、イギリス船籍でしかも経営は米国と国際法的責任の所在が明確化されていない状況の中で、日本の対応も後手に回っています。
北海道では冬の観光に訪れた中国人観光客からの二次感染とみられる発病患者が各地で報告され、学校は休校を余儀なくされています。
新型コロナウイルスの解明がなされていない中で、 陰性であった方が陽性に変わる厄介な感染症です。
徳島でも昨日(2/26)ついに1名の方が発症、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船され検査結果が陰性であったので飛行機等で帰宅されて数日後に発病、帰宅経路中には沢山の方がおいでになる訳ですから、人々感染は時間の問題です。
安倍首相は昨日緊急対策要綱を発表していますが、危機管理の甘さに問題が有ります。
世界の株価は暴落し、中国の工場は閉鎖が続き、各国とのブロックチェーン機能を果たせない状況が続いています。
「スペイン風邪」を想起します。
1918年~1919年年に発生した新型インフルエンザで、世界各国に蔓延して3,000万人もの方が亡くなられたとされ、日本でも39万人が死亡しています。当時の世界人口は20億人程度ですから77億人の現在を考えると空恐ろしくなります。
当時から比べると医療水準は雲泥の差ですから、このような事態には至らないと思いますが、緊急事態には変わりは有りません。
24日には世界保健機構(WHO)がパンデミック(世界流行)に備え緊急事態への対応を要請しました。
2020年2月27日現在、
49ヶ国、82,164名が感染、死亡者2,801名となっています。
日本では139名の方が発症し、2名の方がお亡くなりになっています。
又、クルーズ船に乗船されていた方の内705名が発症し、4名が死亡されています。
今回のコロナウイルスは高齢者の方、持病をお持ちの方は特に注意が必要です。
不要不急でない限り、沈静化するまで暫くは外出を控え、手洗い、うがい、殺菌消毒などに心がけることが肝要です。
くれぐれもお気を付け下さいます様に。
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三ツ合橋
ちょっと変わった橋のご紹介をします。
徳島市の中心部を流れる新町川の起点となる分岐点にその橋は架かっています。
雲早山(1496m)を源流とする鮎喰川の伏流水が湧き出る僧都(そうず)池(徳島市北東部)から流れ下って田宮川となり、徳島市の中心部で二つに分岐する所です。
河川は新町川と名前を変えて吉野川に至る河川と、同じく助任川から住吉島川そして吉野川へと流れる河川、そして新町川本流から太平洋に至る河川になっています。
田宮地域、常三島地域、徳島城を中心とする俗称ひょうたん島地域、を結ぶ要衝です。
その名の通り川の中央部で三方向に枝分かれした全国でも珍しい橋です。
藩政時代には田宮渡として渡し船で往来していました。
当時の材木商で多額納税者の原伊代次氏が昭和8年に竣成し名づけられました。
1975年には新しいコンクリート橋にかけ替えられて今の姿になり、中央部には信号機が有って片側一車線の自動車道と歩道が有って全長117.64m、幅11.8mの橋となっています。
私のウォーキングコースの一つとなっていて、ここを通る度に歴史を感じます。
皆様の地域で変わった橋は有りますか?
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空閑散・都市閑散
分かりますか?
夕刻6時過ぎの徳島上空は旅客機のラッシュの時間帯です。
しかし、御覧の通り一機のみが西から東(たぶん東京)に向かって飛行しているだけです。 -
新型コロナウイルスが世界中でパンダミック(世界的な大流行)、各国は渡航禁止措置や移動制限を発動、米大統領は「戦時」であり戦争に打ち勝たなければならないと「国防生産法」を発令してマスクの増産を始めました。
経済面では全世界が打撃を受けており特に航空業界、ホテル業界、レジャー施設などは減便や休業、工場閉鎖などを始め、都市から人の姿が消えて、突如として消費が蒸発、中小零細企業は倒産の憂き目寸前となっています。 -
3月26日現在
世界の感染者数 470,000人突破
死者数 20,000人突破
感染者が22日に300,000人を突破して僅か3日で100,000人急増、感染拡大は日ごとにその勢いを増しています。
国別では、初発症の中国80,000人超を始め、イタリア約75,000人、米国68,000人超、スペイン約40,000人、ドイツ約30,000人、イラン約27,000人、そして日本は1,316人となっています。
新型コロナウイルスはご高齢の方や持病をお持ちの方が特に高致死率となっています。
全国民の皆様が感染拡大阻止に向けて協力し、特に活動的なお子様やお若い方が知らない間に保菌者となって感染拡散することが考えられます。
終息するまでは普段の行動を自制して、密閉室内での集団行動を避け、高齢弱者との距離を保ち接触を避け、マスク着用、うがい、手洗い、アルコール消毒など感染を絶つ心がけを親御さんから指導し理解の徹底を図ることが何よりと思います。
成人の方々は不要不急の外出は避け、国民一丸となってこの難局を最小限に止めていこうではありませんか。
日本人が試される時です。
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春乱満(爛漫)
7日夕刻、安倍首相は新型コロナウイルスの蔓延が危機的状態にあるとして、「緊急事態宣言」を発表しました。
東京都、大阪府を始めとする七都道府県を指定して施行され、緊急対策として108兆円を計上して、経済的被害を最小限度に留める措置を講じました。
5月6日までの約1カ月外出を極力抑えて感染防止に努めるように強く要請されました。
8割の国民が自制することによって、その後のピークが低く抑えられ終息が早まると訴えました。
一歩先を行く欧州はロックダウン(都市封鎖)をして、特にイタリアはピークアウトしたと宣言、引き続き感染者の減少が続くと見込まれています。それに続くスペイン、ドイツ、イギリスなど他のヨーロッパ諸国もコロナ封じに全力を挙げています。
そんな中、ジョンソン英国首相がコロナ感染され集中治療室に入っておられるニュースが伝わり、心配されるところです。早く回復されることを願っております。
アメリカでは感染者が36万人を超え、死者も1万人余りと依然猛威を振るっており、特にニューヨークは大変厳しい状態が続いております。
先日、クオモ・ニューヨーク州知事はピークアウトしたようだと発表しました。
この予測通りに感染者が減少すれば、一条の光が見えたことになります。
クオモ・ニューヨーク州知事の弟氏はCNN キャスターですが感染され入院中で、クオモ知事の発言には切迫感があり説得力を持っており、その発言がニューヨーク市民にコロナに打ち勝つ強い力を与えているようです。
アメリカ全土の現状は、増加率が4月6日時点で8.8%とかなり減少し、感染者数は4月4日の34,068人をピークに減少に転じています。ですから最後は回復者数が増加数を上回ればピークアウトすることになりますから、近いことは確かです。
ソメイヨシノが満開となって見事ですが、百年に一度の感染症は愛でる人々を遠ざけ、異例の春となっています。
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戦時下
新型コロナウイルス感染で世界中が「都市封鎖」の緊急事態に見舞われ、外出禁止措置などで各国は見えざる敵と戦っています。
最も危険な最前線で戦っておられる医療従事者の皆様方には心より敬意を表します。
十分な防護体制が整わない中で治療されておられる中、先生方の悲痛なアナウンスに、どうにかならないかともどかしい思いです。
日本政府の一連の対応を観ると、「戦時」の対応とは言い難く、厚労省、財務省、首相官邸、共に「平時」の延長線上で事に当っているようで、まるでスピード感がありません。
すべてが後手々に回って、これでは多くの犠牲を払うことになります。
各医療関係の専門家を含めた「コロナ対策チーム」で、強力なトップダウンの元、先手々で機動的に「戦」に臨まなければなりません。
国民に対して、諸外国が執っているような「厳しい規制措置」を課すべきです。
自由主義社会は「権利」と共に「義務」も伴います。
政治家は二言目には「法律上できない。」と言いますが立法府で働いているのでしょう?
与・野党が協力して法案を作り、国民に理解を求めて、全国民が一丸となって「国難」に対処することが必定です。
早めに対策をとった国に台湾、韓国、ベトナム、があり、それに続いてオーストラリア、ニュージランドがあります。
この国々では早くも封じ込めに成功しつつあり、次のステップに進もうとしています。
SARSが2002年11月に中国広東省で発生して2003年7月に終息するまで32か国に蔓延して多数の犠牲者が出ましたが、幸いにも日本では発症者が出なかった経緯があり、世界的な感染症には未知の経験ですから、いきなり本番を迎えて右往左往している感があります。
やはり、手痛い目にあった国々は打つ手が早いのを痛感します。
「経済」と「命」を天秤にかけると、「命」です。
とりあえず「外出禁止令」を「強制力」を持って行い、国民が一致協力して短期勝負で終息できるよう頑張ろうではありませんか。
そして世界各国が結集して人類の敵新型コロナウイルスを「殲滅」するべく、英知と資金を集めて一刻でも早く、治療薬とワクチンの開発をお願いする所です。